
隣にいる工芸家:台日をつなぐ国際交流展のキュレーション
好心地文創(Howdy Creative)は国立台湾工芸研究発展センターの依頼で、「隣にいる工芸家」をテーマにした台日国際交流展を企画。工芸が暮らしに根づき、地域創生を後押しする姿を伝えました。
課題
工芸は美術館に並ぶ精巧な芸術品と見られがちで、日常生活とは距離があります。同センターはこのイメージを覆し、工芸を地域創生の原動力として位置づけたいと考えていました。台日双方数多くの工芸家の技を見せながら、工芸が暮らしに根づく温かみと親しみやすさをどう両立させるかが課題でした。
目標
「隣にいる工芸家」をテーマに、台日の工芸技術交流を促す特別展を企画すること。温かい交流を体現するキービジュアルと、異なる文化背景の作品が調和して対話できる展示空間を用意し、工芸がいかに地域創生を後押しするかを具体的に示す必要がありました。
アプローチ
- 「隣にいる工芸家」というコンセプトからキービジュアルを展開し、工芸が日常に根づく親しみと温かみを表現、展覧会全体のトーンを定めました。
- 会場動線に台日双方の工芸家の作品を交錯させて配置し、同じ空間の中で両地の作品が対話するようにして、台日工芸に共通する温かみを表現しました。
- 展示テキストは各工芸家と地域との関わりに焦点を当て、単なる作品の陳列ではなく、工芸と地域創生の本当のつながりを浮かび上がらせました。
成果
台日国際交流特別展「隣にいる工芸家」は無事開催され、台日双方の工芸家の作品が同じ会場で対話する展示が実現しました。工芸が地域に根づき、地域創生を後押しするという理念を具体的な展示として形にし、国際キュレーションの実務経験も蓄積できました。
- 年2025
- クライアント国立台湾工芸研究発展センター(National Taiwan Craft Research and Development Institute)
- サービス展示会デザイン






関連リンク
よくある質問
国際交流展では、異なる国の工芸や文化のトーンをどうバランスさせますか。
工芸家の物語や地域とのつながりなど、文化を超えて共感できる核となるテーマを見つけ、一貫したビジュアル言語と会場動線で、異なる文化背景の作品が同じ物語の中で自然に対話できるようにしています。
工芸展で来場者に「工芸が地域創生を後押ししている」と感じてもらうには、単に作品を見せる以外に何が必要ですか。
物語の軸を作品そのものから工芸家の物語と地域とのつながりへと移し、空間のゾーニングと実際に工房を訪れているような動線設計によって、来場者が工芸の背景にある地域の文脈を理解できるようにしています。