
小さな角、大きな宇宙:雲林県文化観光処 全民読書キービジュアルデザイン
雲林県政府文化観光処が推進する読書推進ブランド『微冊角落(Weice Corner)』。好心地文創は年次読書キャンペーン『小角落,大宇宙(小さな角、大きな宇宙)』のキービジュアルを制作し、切り紙のページを重ねて山や惑星を表現。ポスター、DM、スマートフォンページなど多様な媒体へと展開しました。
課題
クライアントからは、温かみのある手描きタッチで『微冊角落』ブランドを再解釈し、既存の開いた本のロゴモチーフをキービジュアルに取り込みたいという要望がありました。『小さな角、大きな宇宙』という抽象的な読書推進のスローガンを、具体的で温かみのあるビジュアルとして表現しながら、ポスター、DM、スマートフォンの案内ページ、ウェブサイトなど複数のサイズ展開にも対応できる必要があり、単発のイベントビジュアルにとどまらない設計が求められました。
目標
提案初期の段階で、方向性の異なる2案を提示してクライアントとすり合わせを行いました。1案は清潔感があり人文的な雰囲気を強調するもの、もう1案は密度の高いレイアウトで地域の生命力を表現し、店舗マップ案内への展開余地も残すものでした。目標は、ロゴの意味、行政機関としてのトーン、キャンペーンの温かみを同時に体現する最終キービジュアルへと収斂させ、その後の各媒体への展開でも一貫した識別性を保つことでした。
アプローチ
- A/B 2案を提示してクライアントと比較検討。A案は清潔感のある暖色ブロックの配置で人文的な雰囲気を強調し、B案は『小さな角』が展冊から地域の生命力を迸らせるような、より密度の高いレイアウトで店舗マップ案内への展開余地を持たせました。
- クライアントからのフィードバック(温かみのある手描きタッチを望み、『微冊角落』の開いた本のロゴモチーフをキービジュアルに取り込みたいとの要望)を受け、イラストの方向性を複数回にわたり修正。山並みや人物イラストで日常の読書シーンを表現する案も試みました。
- 最終的に抽象的な切り紙コラージュのスタイルに決定。テラコッタオレンジ、ベリーピンク、深いパイングリーンなどの暖色を、ページをめくるような山の形に重ね、惑星や星のモチーフを組み合わせることで『小さな角、大きな宇宙』というテーマを具象化しました。
- 確定したビジュアルをポスター、DM、スマートフォンのQRコード案内ページなど複数サイズに展開。指導機関『雲林上場』と主催機関である雲林県政府文化観光処の標準識別ブロックも保持しました。
成果
キービジュアルは2025年に確定し、『小さな角、大きな宇宙』全民読書キャンペーン(2025年5月11日〜7月23日)のポスター、DM、スマートフォンのQRコードページに全面展開されました。『微冊角落』のブランドアイデンティティとキャンペーンのビジュアルトーンを統一し、雲林県文化観光処のその後の読書推進素材の土台としても活用されています。
- 年2025
- クライアント雲林縣政府文化觀光處(雲林県文化観光処)
- サービスグラフィック・印刷物、イベント企画


