
展示だけで終わらせない、体験を設計する:没入型の部落工芸展「嘎嘎哇桑(Kakawasan)」
好心地文創は台東・石山部落のために、工芸展「嘎嘎哇桑(Kakawasan)」を企画しました。月桃編みと注連縄工芸が持つ、言葉にしにくい暮らしの温もりを、オンラインとオフラインを統合した五感体験の展覧会へと転換しています。
課題
伝統工芸は現代の市場でどう生活と対話するかという課題に直面しがちです。台東・石山部落の月桃編みと注連縄工芸は深い文化的背景を持つ一方、製品そのものだけでは、都市の喧騒の中でその背後にある「サンジレ(桑幾咧)」というリラックスの精神やブランド価値を伝えきれませんでした。独自性がありながら伝わりやすいイメージをどう構築するかが大きな課題でした。
目標
核心的な目標は、「嘎嘎哇桑(Kakawasan)」を単なる工芸品の販売にとどめず、完全なライフスタイルブランドへと育てることでした。オンラインでもオフラインでも、参加者が台東の陽光や空気、人の温もりを感じられる没入体験をつくり、展覧会を通じて部落の認知度と製品価値を高め、地方創生の事例とすることを目指しました。
アプローチ
- 「OMO(Online-Merge-Offline)統合コミュニケーション」を核となる戦略に据え、オンラインとオフラインの体験設計をつなげました。
- 実際の展示会場では、香り(月桃の香り)、触覚(工芸の質感)、視覚(台東の山と海のイメージ)を通じて没入体験を演出しました。
- オンラインではLINEスタンプやInstagramフィルターでブランドの精神を延伸し、地域の枠を超えてSNS上でコンテンツが広がるようにしました。
成果
「嘎嘎哇桑(Kakawasan)」展は、オンラインとオフラインを統合したコミュニケーションを予定通り完成させました。実際の展示会場とSNSでの発信内容はいずれも「サンジレ」というテーマに沿って実施され、月桃編みと注連縄工芸を単なる商品陳列から、実際に感じられるライフスタイル体験へと転換しました。
- 年2025
- クライアント有限責任台東縣東海岸原住民社區合作社(台東東海岸先住民コミュニティ協同組合)
- サービス展示会デザイン







関連リンク
- 石山部落工藝品牌介紹|臺灣工藝型錄客戶(石山部落/台東縣東海岸原住民社區合作社)品牌介紹頁
よくある質問
部落工芸展で、工芸品を「見る」だけでなく「感じて」もらうにはどうすればいいですか?
好心地文創は五感を意識した設計を行います。香りで記憶を呼び起こしたり、来場者が実際に工芸品の質感に触れられるようにすることで、一方通行の陳列を、実際に体感できるライフスタイルの場面へと転換します。
OMO統合マーケティングの展覧会は、実際どのように運用するのですか?
オフラインでは会場の雰囲気で没入感をつくり、オンラインではスタンプやフィルターなど軽い接点で拡散を促します。好心地文創はオンラインとオフラインでテーマとビジュアル言語を一致させることを重視し、両者が別々の話にならないようにしています。