
山石を礎に、霧林を魂に:藤枝文創商品デザイン-倒流香(とうりゅうこう)
好心地文創は、林業及自然保育署屏東分署のために、藤枝の霧林と布農族(ブヌン族)の山石文化をモチーフにした文創商品「倒流香」を開発しました。山の等高線を刻んだ木製の香皿がその核となっています。
課題
藤枝国家森林遊楽区は、一年を通して霧に包まれる霧林帯で知られ、世界でも数少ない貴重な霧林景観のひとつです。この漂う雲霧の体験を、旅行者が持ち帰り、贈り物にもできる文創商品へとどう転化するか。同時に地元ブヌン族の文化的背景も大切にする必要がありました。
目標
「倒流香」というコンセプトのもと、藤枝の雲霧がゆっくりと流れる様子を、静的でありながら動きを感じさせる香の煙で再現することが目標でした。贈答のシーンも想定し、山への想い出を一つひとつの商品に込めながら、自然のイメージと文化的な意味を両立させることを目指しました。
アプローチ
- 倒流香特有の、煙が下に流れる視覚的特徴を、藤枝の山間に立ち込める雲霧のイメージと重ね合わせ、商品デザインの核となる言語としました。
- ブヌン族の「山石造」文化、狩猟の際に石を組んで火を起こした生活の知恵を取り入れ、木製香皿の等高線彫刻へと転化しました。
- 同シリーズの文創商品として「猟師の継承」三石竈DIYキャンドルホルダーセットも同時に企画し、山石のモチーフを製品ラインへと広げました。
成果
藤枝の霧林をイメージした倒流香の木製香皿のデザインと試作が完成しました。山の等高線彫刻と、点火後に煙が下へ流れる効果は狙いどおりに再現され、同シリーズの「猟師の継承」三石竈DIYキャンドルホルダーセットへと展開されました。
- 年2025
- クライアント林業及自然保育署屏東分署(台湾南部・屏東を管轄する森林及び自然保護機関)
- サービス文創商品・グッズ
- テーマ地方創生







関連リンク
よくある質問
国立森林レクリエーションエリアの文創商品は、どのようにコンセプトを発想しますか。
まずその場所ならではの自然や文化資産を深く理解します。藤枝の霧林景観やブヌン族の文化要素などです。そのうえで倒流香のような具体的な商品コンセプトへと転化し、単なる記念品ではなく、その場所の物語を宿す商品にしていきます。
文創商品デザインでは、見た目の良さ以外に何を意識しますか。
贈答のシーンや素材の質感、量産の実現可能性も重視します。好心地文創では、美しさやストーリー性だけでなく、デザイン画が実際に工場での試作・量産につながるかどうかも並行して確認しています。