
「食物原理」特別展。台湾先住民の食文化を深く知る食農教育展
好心地文創が台湾農業部の食農教育特別展「食物原理」の企画に協力しました。台湾藜(キヌア)、粟、タイワンアズキといった先住民の伝統食材を擬人化キャラクターと五感で楽しむ体験コンテンツへと翻訳しています。
課題
台湾藜、粟、タイワンアズキなど先住民の伝統食材は豊かな栄養価と文化的な意味を持ちながら、一般にはあまり知られていません。また食農教育の伝え方も一方的な説明に偏りがちで、若い世代が主体的に理解したくなるような体験形式が不足していました。
目標
農業部は、一般市民、特に学生層に先住民の食文化への理解を大きく広げたいと考えていました。従来型の説明中心の伝え方に代わり、生き生きとした方法で来場者が先住民の食の知恵に親しみ体験できるようにし、地域の先住民農業の長期的な発展を後押しすることを目指しました。
アプローチ
- 「食物原理」を展示テーマとし、台湾藜や粟といった食材それぞれの特徴や栄養価を擬人化キャラクターで表現しました。
- 会場内に部族の食文化体験アクティビティを組み込み、知識の伝達を一方的な説明文の閲覧から、五感で参加するプロセスへと転換しました。
- ビジュアルデザインでは持続可能性と自然との共生という理念を強調し、先住民と土地との深いつながりを表現。来場者が食材を知ると同時に、その情緒的なつながりも感じられるようにしました。
成果
「食物原理」特別展のビジュアルデザインと体験コンテンツ企画を完成させました。先住民の食材の知識を擬人化キャラクターと五感体験へと転化し、知識の伝達を一方通行から双方向の体験へと変えることで、農業部の食農教育推進と地域先住民農業の支援を後押しする展示内容となりました。
- 年2025
- クライアント農業部(Ministry of Agriculture, Taiwan)
- サービス展示会デザイン






関連リンク
よくある質問
食農教育の展示会で、若い世代に先住民の食文化を主体的に理解してもらうにはどうすればよいですか。
擬人化キャラクターや鮮やかな色彩など、若い世代に響くビジュアル表現で食材の知識を伝え、さらに部族の食文化体験といった五感を使う仕掛けを組み合わせることで、一方的な知識の詰め込みではなく、楽しみながら学べる展示にしています。
展示の正確さと体験としての面白さをどう両立させていますか。
栄養価や文化的背景といった情報の正確さを土台にしたうえで、擬人化キャラクターや体験装置を設計して理解のハードルを下げます。正確さと来場者が楽しめる体験を両立させ、どちらかを犠牲にしないことを大切にしています。